図面ファイルの自動バックアップ
■概要
従来のバックアップは、指定世代数分 backNNNN.drwを作成していくというものでした。
同一フォルダーに多数の連番ファイルがあるので、その中から必要とする図面名のバックアップファイルを探しだすのが大変でした。
今回の改良では、バックアップファイル名の命名方式を変更し、図面名+保存日付とすることで、ファイルの検索が容易になりました。
■設定方法
システム・設定・iniコマンドにて、次のフラグを指定します。
gBackupNew:
= n; [day]
バックアップファイルを保存しておく日数を指定
n =0 で旧バックアップ形式
・新しいバックファイル形式で保存します。
・ファイル名は、次の形式で
図面名+'.'+MMDD-HHdd.drw
例) sample.0518-0918.drw
と、保存日時(5月18日9時18分)を付加した形になります。
■その他
・60秒以内に、さらにバックアップされた場合は、同一名での上書きになります。
・従来のバックアップ世代数は無効となります。
・gBackupNewで指定された日数が経過したファイルから順に削除されます。
例えば n=30と指定した場合、バックアップは、今日から30日後に削除されます。
・バックアップの回復ダイヤログでは,現在読み込んでいる図面名のバックアップ履歴だけ表示します。
したがって従来より格段にすばやく見つけ出す事ができると思います。
ただし、初期図面の場合は、すべてのバックアップファイルを表示します。
・バックアップ実行時は、ファイル名を作成して保存するだけですし、期限切れファイルを削除するかどうか
1日1回チェックするだけなので、従来より、高速に処理できると考えられます。
(従来はバックアップする毎に、フォルダー内をスキャンして世代数を超えたファイルを削除していた)
■注意点
・すでに、旧形式のバックアップファイルがある場合は、それらは消されず、新しい形式のバックアップが作成されていきます。
旧形式のファイルは、各ユーザの責任で削除するようお願いします。
・新方式では、図面保存時に、強制的にバックアップをするように修正しました。
期限内なら、図面保存した内容が、バックアップフォルダーにも、2重に保存されている事になります。